「どうしよう…宿題が終わらない…」と、長期休暇の終わりが近づくたびに焦りと不安が出ますよね。
春休み、夏休み、冬休みといった学校がない期間は、ゆっくり休める嬉しさと同時に、「気がついたら宿題が山積み」という現実が。
- 宿題が終わらないので泣きそうになっている原因
- 宿題が終わらない場合の最終手段
- 宿題が終わらないストレスの対処法
これらについて深掘りしていきたいと思います。
焦っているあなたやお子さんに、少しでも安心してもらえるヒントになれば幸いです。
宿題が終わらないので泣きそうになっている原因

宿題が終わらない原因から考えていきましょう。
計画性がなく先延ばしにしてしまう
春休み・夏休み・冬休みなどの長期休暇では、学校のような時間割や指示がないです。
自分で「いつ・どれを・どのくらいやるか」を決めなければなりません。
でも、多くの子どもは「明日からやればいいや」と思ってしまいがちです。
特に休みに入った直後は、開放感や遊びたい気持ちが勝ってしまい、つい後回しにしてしまいます。
そして気づいた頃には休みがあと数日しか残っていない…。
この“先延ばしのクセ”が、泣きたくなる状況を生んでいる大きな原因なのです。
宿題の量が多すぎてやる気が出ない
長期休暇になると、休みの長さに合わせてしっかりした量の宿題が出されることがほとんどです。
ドリルやプリント、作文に感想文、調べ学習、工作や絵など…。
特に冬休みは年末年始の行事と重なって取り組む時間がとりにくく、春休みは学年末の疲れも出てくる時期。
そこに大量の課題が加わると、やる前から「無理」と感じてしまい、なかなか始められなくなるのです。
苦手な教科や課題が含まれている
「算数が苦手」「作文が嫌い」「絵を描くのが苦手」など、自分が得意でない課題が入っていると、それだけで気が重くなります。
中には「書き初め」のように、慣れない形式や道具を使う課題もあって、どう取り組めばいいのか分からず手が止まってしまうことも。
その“苦手ポイント”をスムーズに越えられないことで、宿題全体が停滞し、「もうやりたくない」「泣きたい…」という気持ちになってしまうのです。
毎日の生活リズムが崩れている
学校がないと、どうしても夜更かし・朝寝坊・ダラダラ生活になりがちです。
特に冬休みや年末年始は、テレビや家族のイベント、食べすぎなどで生活リズムが乱れやすく、頭も身体も勉強モードになりません。
春休みも同様に、学年末の疲れからのんびりモードになりやすいです。
結果として集中できる時間がどんどん減ってしまい、宿題が終わらないまま時間だけが過ぎていきます。
ゲームやYouTubeなどの誘惑が多すぎる
どの季節の休みであっても、家にいる時間が長くなるとスマホやタブレット、ゲーム、動画といった“誘惑”の時間が増えていきます。
特に短時間で手軽に楽しめるYouTubeやゲームは、「少しだけ」のつもりが気づけば1〜2時間経っていた…ということも多いです。
これが日々繰り返されると、「やらなきゃいけない宿題」が積み重なっていき、最後にはもう間に合わないと感じて泣きたくなってしまうのです。
誰にも管理されない
長期休み中は、親も仕事や年末年始の準備で忙しいです。
子どもに「宿題やったの?」と毎日チェックできるわけではありません。
学校のように決まった時間に決まったことをやる環境もなく、自分で計画的に進められる子はごく一部。
誰からも声をかけられず、放置されたまま時間が過ぎ、残り数日になってようやく「やばい!」と焦る。
そしてどうにもできずに、泣きそうになる。この流れは、どの休みにも共通して見られるリアルな現実です。
宿題が終わらない場合の最終手段は?

優先順位をつけて最低限やるべきものに絞る
全部の宿題を完璧にやるのが理想ではあるけれど、現実的に時間が足りないですよね。
優先順位をつけて「まずはこれだけはやる」というふうに絞り込みましょう。
例えば、成績に反映されるドリルや、提出必須の作文などは必ず終わらせる。
その一方で優先度が低いと思われる宿題は、できればやる程度に抑える。
取捨選択をすることで、やるべきことが明確になり、気持ちも落ち着いてきます。
親や兄弟に相談して手伝ってもらう
どうにも手がつけられないときは、ひとりで抱えずに家族に相談してみましょう。
「感想文の書き方がわからない」「工作のアイデアが思いつかない」など、困っていることを具体的に伝えましょう。
大人や兄弟に助けてもらうことは、決してズルではありません。
あくまで“サポート”として協力をもらうことで、気持ちも前向きになり、課題へのハードルが下がります。
ネットや本を参考にしてスピードアップ
春・夏・冬、どの休みであっても、宿題の内容には「自由度の高い課題」が多く含まれています。
自由研究や感想文などは、何から始めていいか分からず時間ばかりが過ぎてしまうことが多いです。
そんなときは、ネット検索や書籍を活用して、すでにある“型”や“例”を参考にするのが効率的です。
「自由研究 小学生 簡単」などのキーワードで調べれば、テーマからまとめ方まで丁寧に解説してくれているサイトが多数見つかります。
ただし、丸写しは避けて、自分なりの工夫を加えることが大切です。
学校に正直に相談する
どうしてもすべてを終わらせるのが難しい場合は、嘘をついてごまかすよりも、正直に先生に相談することが大切です。
特に冬休み明けは先生も忙しくない時期なので、事情を話せばある程度の猶予をくれることもあります。
「これだけはやりました」「ここまでは頑張ったけど間に合いませんでした」と、誠実に話すことで信頼を失うことはありません。
むしろ、勇気を出して相談したことが評価されるケースもあります。
宿題が終わらないストレスの対処法

宿題が終わらないことによるストレスっていろいろありますよね。
その対処法について考えていきたいと思います。
深呼吸して気持ちを落ち着ける
「宿題が終わらない」「時間がない」「間に合わない」…そう感じているとき、頭の中は焦りや不安でいっぱいになります。
まずは机の前で深呼吸をしましょう。
ゆっくり息を吸って、長く吐く。たったそれだけのことでも、脳の緊張がほぐれて、冷静さが戻ってきます。
何かを始める前に一度リセットすることは、とても大切な“準備時間”です。
できたことに目を向ける
「まだこれもやってない」「あれも残ってる」と“できていないこと”ばかり考えると、どんどん気持ちが沈んでしまいます。
そうではなくて、「昨日はプリントを3枚終わらせた」「読書感想文の下書きはできた」など、自分が進めた分に目を向けてあげましょう。
小さな前進でも、しっかり認識して自信につなげることで、次の一歩が軽くなります。
宿題を少しでも進める方法
一番のストレス対処法は宿題を進めることでもあります。
少しでも進める方法を考えていきましょう。
タイマーで短時間集中
「1時間集中する」のは大変でも、「10分だけやる」なら気軽に始められます。
タイマーをセットして「短時間だけやってみる」ことで、意外と集中力が持続するものです。
ポモドーロ・テクニックのように「25分作業+5分休憩」を繰り返す方法もおすすめです。
苦手な課題はやるだけやってみる
気が重い課題には、最初の一歩を踏み出すまでが一番大変。
でも、一度やり始めると案外スムーズに進むこともあります。
「1問だけやってみる」「タイトルだけ書いてみる」など、ハードルを極限まで下げてスタートしてみてください。
ゼロをイチにすることで、自然と波に乗っていけます。
ご褒美制度を作る
勉強のあとに「アイスを食べる」「好きな動画を30分見てOK」など、自分に小さなご褒美を設定しましょう。
目の前の課題に対して前向きな気持ちを持ちやすくなります。
ご褒美は“やる気のエンジン”として非常に有効です。
特に低学年の子どもには目に見える報酬が効果的です。
気が散るものは遠ざけておく
スマホの通知音、テレビの音、開きっぱなしのゲーム…こうした“気が散るもの”が視界に入っているだけで集中力はガクンと下がります。
勉強中は別の部屋にスマホを置く、テレビを消すなど、環境を整えることが最もシンプルかつ効果的な方法です。
宿題が終わらないで泣きそうになっている理由は?のまとめ
宿題が終わらない場合の対処法などについてまとめてきました。
- 宿題が終わらないのは計画性のなさや誘惑の多さが原因
- 宿題が終わらないときは人の助けを借りてもいい。
- 工夫して宿題を少しずつでも進めるのがストレスに対応する一番の方法
長期休暇中の宿題は、どの時期でも多くの子どもたちにとって大きなハードルになります。
「できない自分」を責めるのではなく、「今からでもできること」に目を向けて行動することが大事です。
あなたの頑張りは、ちゃんと未来の自分につながっています。
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